一般社団法人 マンション大規模修繕協議会

一般社団法人 マンション大規模修繕協議会は、このたびセミナーを開催致します。
このセミナーはマンション管理組合員、管理組合理事、理事長を対象に、大規模修繕工事に関する正しい知識を身につけるための無料セミナーです。安全で安心なマンション生活と資産価値を維持するための「管理」の大切さについてお伝えしてまいります。
残り席数が少なくなっておりますので、お早めにお申し込みください。

代表 米沢賢治 プロフィール

一般社団法人マンション大規模修繕協議会代表理事 株式会社アーバン・プランニング代表取締役・ 一級建築士、福祉住環境コーディネーター2級
これまで300件以上のマンション大規模修繕コンサルティングを手がけて成功へ導く。このほか、社団法人北海道マンション管理組合連合会、バリアフリーデザイン協議会副会長など多方面で活躍。大規模修繕協議会セミナーはこれまで全国で90回開催され、その講師も務めている。
大規模修繕セミナー 2016年度春

大規模修繕を実施してまだ3年目なのに、
「既に塗装がはがれ始めている」
「つい先日タイルが車の屋根に落ちてきた」
「外部廊下に雨漏れが」
「どれだけいい加減な工事がされているか」

浮き上がったシート    施工不良によって浮いたベランダの床シート

私たちは大規模修繕における事前準備支援を主な活動としている団体ですが、工事を終えた管理組合から、このような切実なご意見・ご相談をたくさんいただいてきました。原因を調べてみると施工精度に問題があることがほとんどです。例えば、ウレタン塗膜防水。塗膜の厚さにムラがあって薄すぎる箇所があると劣化の進行は早くなります。また、既存のシーリングを撤去せずに上塗りをしていたという酷い話もあります。

シーリングの劣化は建物の寿命を大きく左右する重要な問題です。「見えない部分だから」と手抜きをする悪質な業者・職人は未だに存在しているのです。もちろん、保証期間内であれば無償で補修はできますが、補修工事は管理組合にとって時間と手間がかかるため、無駄な負担でしかありません。建築に詳しくないと気づかないことも多く、気づいたときには自腹で補修せざるを得ない管理組合も少なくありません。

このような原因の1つに工事監理基準の曖昧さがあります。一般的に、大規模修繕は国土交通省が作成した標準仕様書に基づいて工事が行われていますが、強制力がないため、実際にはその仕様書に基づかずに、経験値で工事を進めているところが多くみられます。そのため、同じ業務内容で依頼したとしても、10年経たずに劣化が著しく進行してしまうマンション、15年経ってもしっかりとして問題のないマンションが出てくるのです。不良を防ぐ最良の方法は、製品メーカーの施工手順書通りに正しく施工することに尽きます。それには、適切な工事が行われているかを記録に残し、可視化させることが重要なポイントとなります。

積立金不足を補い、資産価値を上げる

昨年末、横浜のマンションが傾斜していた問題で杭の長さやセメント量のデータ改ざんが明らかになりました。担当した技術者のモラルや倫理の問題が第一ですが、担当した技術者は2次下請けの社員。1次下請け、元請施工、そして工事監理者のチェック体制の甘さが露呈した出来事でもありました。

大規模修繕業界でも同様です。データ改ざんこそ聞きませんが、「これくらいなら大丈夫だろう」と業者の都合による工事で、塗装が3年ではがれる等、劣化の進行が早いマンションは多く見られます。「きちんと工事が行われたかどうかを工事担当者、工事監理者に加え、さらに第三者の専門家が確認をする」高い品質を維持するために、これからの大規模修繕に求められることです。

そこで私たちは、マンションの建物の長命化と資産価値の維持向上のために、建物維持保全に関わる企業向けの研修・認定制度を整備し、業界全体のレベルアップ向上を推進する施策を始めました。

サポート

修繕周期を延ばして修繕にかかるトータルコストを削減

例えば、大規模修繕の周期を12年から15年に延ばすことができれば、積み立てる期間も3年延びるため、積立金が不足していたとしても資金繰りが非常に楽になります。今、多くの管理組合が抱えている「修繕積立金不足」の問題を解決する方法として是非活用してください。

大規模修繕セミナー 2016年度春

今回の大規模修繕(春)セミナーでは以下のことをお伝えします。


  • ●先延ばしとは違う!費用を極力上げずに施工品質を確保する「大規模修繕の新たな手順書」
  • ●ここまでしないと変わらない!業界全体のモラル・技術の底上げシステム
  • ●「安かろう悪かろう」が建設業界の常識。設計監理方式と責任施工方式の違い
  • ●同じ設計監理方式でもここまで違う!施工品質を担保する第三者検査システム
  • ●比較すれば瞭然。品質重視でパートナーを選ぶ業者選定ポイント
  • ●他人事から自分事へ。組合員が関心を持つ大規模修繕の進め方

等、大規模修繕の最新の動きをお伝えしながら、皆様がどのように大規模修繕を進めていけば良いかを分かりやすくお伝えします。 ※前回、前々回のセミナーとは異なる内容です。

大規模修繕セミナー 2016年度春

電力の自由化、マンションでも電力会社を選べるの?

今年4月から電力の自由化がスタートします。今回の規制改革により、一般家庭や商店といった低圧電力が自由化され、他の地域の電力会社からでも選ぶことができるようになります。そこで、電力の自由化がマンションにどう影響してくるのか?等、生活に関わる情報もご紹介します。

参加者限定
「修繕周期を延ばすためのツール」を無料プレゼント!

特典
修繕周期を延ばす最大のポイントは「施工精度」です。設計の仕様に忠実に施工してはじめて、修繕周期を延ばすことができます。その施工のポイントを明記した「部分収まり詳細図」が今回の特典です。このツールを活用することで、修繕周期を延ばすポイントが分かり、より良いパートナーの募集・選定にお役立ていただけます。

特典 部分収まり詳細図


欧米では100年200年と住み続けられる集合住宅が数多くあります。そしてその多くは新築並み、もしくはそれ以上の価値を持っています。日本でも民間初の分譲マンション「四谷コーポラス(東京都新宿区)」は築60年を迎えようとしています。これは建物の耐久性もさることながら、住民の長きにわたる維持管理の努力の賜物です。住民の高齢化、建物老朽化が進み、修繕積立金不足の問題や建替えが進まないといった問題が顕著になっている今、改めてマンション運営、資産価値を向上させる取り組みを、皆様と共に考えてまいります。

サポート

受講者の声

実際に受講された方から、ご満足の声をいただいております。

Cコート経堂 修繕委員 嶋田英一朗 様   

勉強のつもりで参加したセミナーでしたが、大規模修繕のプロセスと失敗しないための様々なポイントを、実に具体的にレクチャーしていただけました。特に事前に行なう建物調査診断の重要性や施工業者次第で修繕の内容費用に差があることなど、とても勉強になりました。素人集団である管理組合には専門家のサポートが不可欠。後で悔やまないよう、準備と対策を徹底し、無理・無駄のない大規模修繕を実現したいと思います。

Rマンション川田谷 管理組合 斎藤友宏 様

私たちのマンションでは、2度目の大規模修繕を控えています。前回は管理会社任せの部分が多く、施工業者も系列会社の一択で実施したのですが、今にして思えば必要のない修繕工事に余計な費用をかけてしまった気がしてなりません。次の大規模修繕では設計事務所など信頼できる第三者に協力していただいたうえで、みんなが気持ちよく暮らしていける、費用対効果の高い大規模修繕を行ないたいと考えています。

T・T・Mタワーズ 修繕委員 藤崎瑛太 様    

将来の大規模修繕について委員会での考えがまとまらず、修繕委員会全員でセミナーに参加したのですが、大規模修繕を軽く考えすぎていたと反省させられました。施工会社の選定基準も分からないし、施工内容や見積もりの是非なんて、素人知識で対応できるものではありません。今後はセミナーでいただいた『大規模修繕マニュアル』を組合の共有情報にして、組合員みんなが満足のいく大規模修繕を考えていきたいと思います。 

CRマンション座間南 管理組合 三國秀樹 様

数年前、私の友人が住むマンションで大規模修繕を行なったのですが、ずさんな工事のせいで大問題になりました。マンションという資産を末永く機能させていくには、大規模修繕の失敗は許されません。セミナーでは、大規模修繕を成功させるための体制づくりから細かなポイントまで、実践的なノウハウを学ぶことができました。信頼できる一級建築士事務所をパートナーにしたおかげで、私たちの大規模修繕は順調に進捗しています。
マンションで生活していく上で必ず経験する大規模修繕工事を、管理組合主導で失敗なくスムーズに行うための情報をマンションに暮らす全ての人へ向けて発信しています。運営は設計会社・施工会社による賛助会員、建築・住設・保険などの企業からなる特別賛助会員の会費によって行われております。マンション生活や管理組合運営に関する有益な情報、専有部分のリフォームに関する相談など、専門家集団ならではの豊富な知識・経験、蓄積されたデータ、事例などを基に居住者視線でサポートしています。