大規模修繕を控えている理事会のみなさまにぜひ聴いていただきたいお話しです。
事前申し込み制で各会場とも先着順です。お早めにお申し込みください。

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費用が高かったのでは?工事内容は適切だった?

大規模修繕を終えた組合員から不満が寄せられることは少なくありません。「費用が高かったのでは?」「工事内容は適切だった?」など釈然としていない方は多くいます。ところが、実際に内容を確認してみると、工事金額や内容に問題のないケースがほとんどです。このような組合員の認識と実際の隔たりが生まれる原因を探っていくと、組合員自身が大規模修繕についてきちんと理解できていないことに行き当たります。

騒音、粉塵、工事中のストレス…

大規模修繕は部分的な修繕工事とは異なり、数ヶ月に及ぶ長い工事です。そして、その工事は居住者が生活しながら行われます。工事中は居住者にお願いすることも多く、居住者の協力なしには円滑に進めることはできません。
例えば、仮設足場設置時からバルコニーに置いてある鉢植え、物干し台等は各自で片付ける必要があります。また、足場を組めばメッシュシートが張られるため、窓からの眺めは遮られて暗くなり、居住者に圧迫感を与えます。しかも、バルコニーの防水や塗装工事時には洗濯物を外に干せない状況が続きます。レースカーテンを閉めていても、日中は作業員が足場を行き来するので、家にいるのに落ち着かない状態が続きます。その他、工事騒音や接着剤や塗料などの臭いも気になるところです。
組合員にどのような生活支障が出るのか、理解できるように伝えないと、疑問や不安が膨らんで不満になり、工事がストップしてしまうことも考えられます。

実際にどのような工事が行われているの?

大規模修繕の対象になるのは主に共用部分です。作業するために必要な足場を設置する直接仮説工事、さびや剥がれなど鉄部の劣化に対して塗装する鉄部塗装工事など内容はさまざまです。
マンションは鉄筋とコンクリートでできています。鉄筋は錆びやすく火災に弱い欠点がありますが、コンクリートで覆うことで錆びの発生や熱から守られるため、堅牢な造りとなっています。鉄筋やコンクリートなどマンションの構造を支える構造体を「躯体」と言います。躯体にひび割れや破損などの劣化が見つかった場合は、適切な補修を行い、建物の耐久性を維持する必要があります。そのまま放置すると、雨水などの侵入により内部の鉄筋が錆びてさらに膨張し、内側からコンクリートを破壊します。これを「爆裂」と言います。
セミナーでは大規模修繕をなぜ計画的に行う必要があるのか理解できるように解説していきます。

想定外の出費!?浮き彫りになる設備工事の課題

長期修繕計画を見直すと色々な課題が出てきます。1つは機械式駐車場の問題です。駐車場使用料が管理費会計に充当されていたり、修繕費用が正しく見込まれていなかったり、空き駐車場が増えて収入が減っていたりと理想とかけ離れているケースが多くみられます。
また、最近問題になっているのが築30年以上のマンションで見られる鋳鉄管の排水管です。肉厚で腐食しづらく耐用年数が長いはずの鋳鉄管の劣化が想定よりも早く、取り替えを見込む必要が出てきています。ガイドラインが改訂され、長期修繕計画の設定期間が30年以上、2回の大規模修繕を含むことになり、多くの管理組合で今まで見えていなかった設備工事の課題が顕在化しています。

工事費高騰の中、大規模修繕はいつ、どのようにすればいいの?

大規模修繕を進めることは面倒であり、できれば回避したいと思われるのも当然です。しかし、建物の維持管理を先延ばしすれば、資産価値は確実に落ちていきます。また工事価格の上昇は続いていて、2023年春にはさらに値上がると言われています。このような状況の中で、長期修繕計画を見直し、大規模修繕を実施している管理組合はあります。一体どのように進めているのでしょうか?
今回のセミナーでは、組合員・居住者の方に工事の理解を深めてもらえるように、工事の実際とその影響、負担を軽減する取り組みをご紹介します。併せて、ガイドライン改訂で長期修繕計画の見直しの際に浮き彫りになった課題と対策もお伝えします。

今回のセミナーでお伝えすることの一部をご紹介すると…

  • 工事費高騰の中、大規模修繕はいつ、どのようにすればいいの?
  • 工事理解が第一歩。組合員・居住者に与える影響と対処法
  • 他の管理組合はどうしているの?工事品質を左右する施工会社選定
  • 長期修繕計画を見直すことで浮き彫りになった工事の課題と対策
  • 管理評価で価値向上。管理計画認定制度の最新動向

セミナー講師

米沢賢治よねざわけんじ

《担当会場》

  • 札幌10月22日
  • 新宿10月29日
  • 横浜10月30日

●プロフィール

一般社団法人マンション大規模修繕協議会 代表理事/株式会社アーバン・プランニング相談役/一級建築士/福祉住環境コーディネーター2級。
これまで全国で多くのマンション大規模修繕コンサルティングを手掛けて成功へと導く。この他、社団法人北海道マンション管理組合連合会、バリアフリーデザイン協会副会長など、多方面で活躍中。大規模修繕協議会セミナーはこれまで全国で150回開催され、その講師も務めている。

泉 徳彦いずみのりひこ

《担当会場》

  • 品川11月19日
  • 福岡12月3日

●プロフィール

一般社団法人マンション大規模修繕協議会 副代表理事/株式会社アーバン・プランニング 代表取締役社長。
建築の技術者として長年、建物に携わる仕事をし、30年マンションに住み続けている。理事、修繕委員、漏水対策委員など歴任し、外からも内側からも組合員のリアルな目線で諸問題解決に取り組んでいる。

兵頭浩二ひょうどうこうじ

《担当会場》

  • 千葉12月11日
  • 八王子12月18日

●プロフィール

一般社団法人マンション大規模修繕会 副代表理事/株)色設計 代表取締役/一級建築士。
千葉県内を中心に多くのマンション大規模修繕コンサルティングを手がけ成功へと導く。近年では、マンションの日常に起こる様々な問題を解決するため、年間200回超マンションを訪れ、理事会等に出席している。

千葉昌稔ちばまさとし

《担当会場》

  • 埼玉12月3日

●プロフィール

一般社団法人 マンション大規模修繕協議会 理事 埼玉支部支部長/株)C’s建築工房 代表取締役/一級建築士/一級建築施工管理技士/福祉住環境コーディネーター2級/応急危険度判定士/被災宅地危険度判定士/鉄筋コンクリート系マンション健康診断技術者。

今回のセミナーにご参加いただいた方に、
もれなく組合員・居住者の工事理解の必読書
リ・フレッシュ5「大規模修繕の進め方~実践編」
無料プレゼント!

大規模修繕を円滑に進めるためには、組合員・居住者の協力が不可欠です。工事は区分所所有者および議決権の過半数で実施できますが、納得ができていない組合員の中には、工事を阻害したり、非協力的な発言をしたりする人も出てきます。組合員・居住者とのトラブルの多くは、どのような工事が行われているか、目的や内容がきちんと伝わっていないことによって起こります。
本書では、多くの管理組合で採用されている設計監理方式をベースとして設計事務所の選定、建物調査診断、修繕設計、施工会社選定、工事、工事監理、アフターフォローまでをまとめています。組合員・居住者に工事期間中どのような影響があるのか、組合員、設計事務所、施工会社の役割や実施事項を記載しています。組合員の工事理解が満足度向上の第一歩です。ぜひお役立てください。

《セミナー会場における感染対策》

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、セミナー会場においては、参加者およびスタッフの安全と健康を配慮し、以下の対策を行います。

セミナー会場における感染対策
会場のドアノブ・テーブルなど設備・備品・機材は定期的に消毒します。手指消毒用アルコールを会場に用意します。会場扉の開放など定期的に換気をします。
スタッフの体調管理を徹底
全てのスタッフは感染防止の為、マスク着用を徹底します。
全てのスタッフは出勤前に検温、定期的に手洗い・消毒します。
分散型レイアウト
定員数を抑えて、人と人の間隔を広くします。
例)2名用テーブルに1名の使用、座席の間隔をあける等。

万が一、ご参加の皆様およびスタッフが発症した際は、当該保健所と適切に連携して対応するとともに、必要に応じホームページ等でお知らせします。