修繕周期15年システムは建物を長寿命化し、

より豊かなマンションライフをかたちにします。

 マンションの大規模修繕は12年周期といわれています。しかし、これはあくまでも一般論であり、現実には4年目頃から傷みが目立ち始め、10年経たずして大規模修繕が必要となるケースも少なくありません。想定よりも早く建物が劣化すれば、修繕費用の積立計画も破綻します。そのため現在、管理組合の3割以上が修繕資金不足に陥り、修繕したくてもできない状況に置かれているのです。
なぜこのようなトラブルが生じてしまうのでしょうか?
 もっとも大きな原因は、設計事務所・施工会社に於ける技術担当者各々の知識・技術・意識にバラつきがあり、かつ経験不足が追い討ちをかけているからです。さらに工事品質を約束する基準やルールがなく、ミスやチェック漏れを是正する仕組みもない、建設業界の悪しき慣例にほかありません。
 もはや建設業界を意識レベルから改革し、工事品質を目に見えるかたちで高めていかなければ、管理組合そのものが破綻しかねないのが実情なのです。
 当協議会では、こうした問題を解決するため修繕周期15年プロジェクトを推進し、その最善策として「修繕周期15年システム」を確立しました。設計事務所・施工会社さらにはメーカーを含めて知識・技術・意識の向上と標準化を行い、設計・施工の品質を可視化することで、修繕周期を15年にまで延ばし得る高精度の大規模修繕を実現するのです。
 修繕周期の延伸、それを約束するだけの工事品質の向上は、マンションで暮らす全ての人により大きな安心・安全を提供します。そして、将来の修繕に向けた資金調達・予算管理の面で管理組合の負担を大きく軽減します。この新しい仕組みを新たな常識とするべく、当協議会は修繕周期15年システムを広く深く社会に浸透させてまいります。

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