修繕周期15年システムを採用してみて……。

 私の住んでいるマンションは、昨年、協議会に所属する設計事務所に調査・診断、設計・工事監理を委託し、修繕周期15年システムで大規模修繕を実施いたしました。 3年後に給水・給湯配管取替工事を管理組合として実施する予定ですが、当初心配されていた修繕積立金の値上げの必要がなくなり、とても助かっています。 この度、今後30年スパンでの長期修繕計画を作成する過程で、そのありがたさが身にしみました。

修繕周期15年プロジェクトは、新たな改修工事文化の形成です。

 私たちは9年前の工事でレベルの低い業者が大規模修繕を行い、案の定の結果となりました。工事監理者である設計事務所も頼りになりませんでした。素人集団である修繕委員会、理事会ではどうにもならず、不満だけが残りました。今、2回目の大規模修繕の準備を行っていますが、長期修繕計画に比べて工事費が予想以上に高くなっています。施工精度の高い工事を行い、修繕周期を延ばすことで、できる限り組合員の負担が少ない工事を実現したい。このプロジェクトは新たな改修工事文化の形成だと思っています。

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